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サイドボード

イギリス

オーク材

1910年頃

横幅：183cm　奥行：62cm　高さ：132.5cm(天板高95.5cm)

横幅があり、十分な存在感を感じさせるサイドボードです。
イギリスアンティーク家具としてはやや明るめと言えるでしょうか。
重厚になりすぎない雰囲気です。
全体的なデザインとしても華美ということはなく、イギリスアンティーク家具らしいかっこよさがあるように思います。

私たちからすると、一目見ていいものだなと感じるのですが、それを言葉にするのはなかなか難しいかも知れません。
華美な彫刻などがあれば良いものであると一目でわかりやすいかも知れませんが、どちらかというとフランスのアンティーク家具らしい魅力でしょうか、イギリスアンティーク家具らしい魅力と言うとシンプルなようで細部にまでこだわったデザインや造りの良さが一つの特徴として挙げられるでしょうか。
あくまでも傾向の話で、それぞれに例外的なお品が多く、傾向はないとさえ言えるほどそれぞれに個性があるのがアンティーク家具の良さでもあり、難しさでもありますよね。
オーク材の杢目の美しさ、それぞれの木材の厚みなどからも良いお品であることがうかがえます。
彫刻の精緻さや装飾の起伏なども良いお品にみられる特徴で、その特徴も持っていると思います。
引出しは底板も無垢材で、これも良いお品に多い傾向ですかね。
大きなお品ほど頑丈に作らないと、自重に負けてしまうという点で、大型のものほど良いものが多いのも一つの傾向だと思います。
横幅180cmは、イギリスアンティーク家具のサイドボードとしてはめったに見ないほどの大型のタイプと言えます。
当店でも数年に1台入荷するくらいのサイズになります。
華美な彫刻などがなく、シンプルな印象さえ受けますが、良いものだなとしみじみ感じる雰囲気があると思います。

収納部分のレイアウトも比較的シンプルです。
横長タイプのサイドボードとしては定番の、左右に扉中央に引き出しの配置になっています。
左扉内には引出しがついています。
カトラリーなどを収納するためでしょうかね。
右側の扉内にボトルホルダーなどの収納がついてることが多いのですが、左についているのが少し面白いところです。
右扉内は棚板1枚のみのシンプルなもので、棚板自体は新調されています。
引出しは深さがあり、収納量もたっぷりです。

上部分の彫刻はブドウのモチーフでしょうか、これも良いものに多いデザインですね。
扉部分はアーチ状の装飾になっています。
チューダー様式に見られる伝統的なデザインです。
脚部分はブルボーズと呼ばれる球根型の装飾になっていて、重厚感があります。
上部の飾り部分は取り外せる構造で、搬入時などは運びやすくなっています。

天板にキズ、左側面に合わせ目のすき間とキズがありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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