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コートカップボード

イギリス

オーク材

1920年頃

横幅：138cm　奥行：58cm　高さ：155cm

どっしりとしたコートカップボードです。
無垢材がふんだんに使われた重厚感が独特の雰囲気を演出しています。
ゴシック様式を元にイギリスの伝統的なスタイル、チューダー様式のデザインらしい魅力的なデザインだと思います。
アーチのデザインがゴシックらしさを感じさせてくれますね。
元々は食器棚のような使い方をするようですが、内部が広めに作られていて収納棚として様々な用途に使えそうです。

コートカップボードの中では1つの定番的サイズと言えますかね。
これより大きなものも見かけますが、日本の住宅事情には合わせづらいこともありあまり買い付けてこないですかね。
定番的サイズの使いやすさとは別に大きくなることでデザイン的な魅力が増すものと小さくなることでそうなるものとあるように思うのですが、そんなこともあって買い付けてないのもあるのかなとふと思いました、余談も余談ですね。
横幅としてはサイドボードやカップボードでも見かけるサイズでもあるので、アンティーク家具の中では取り入れやすいサイズと言えるかと思います。
このサイズ感でギュッと凝縮したような引き締まったデザインであるところも魅力だと思います。
各部の彫刻にも手仕事感があり、アンティーク家具らしい雰囲気があります。
下扉の蝶番のデザインもかっこいいですよね。

背板にも無垢材が使われているのも魅力です。
これくらいのサイズのコートカップボードは上下に分かれる構造になったものがほとんどなのですが、上下に分かれない構造になっています。
背板部分も上から下までずっとつながった構造になっています。
背面が見えないように設置することがほとんどで、そのように作られているキャビネットの背面を撮影することはまずないのですが、思わず撮影してしまいました。
無垢材がどこか荒っぽいとも言えるような雰囲気を醸し出しているかっこいい背中だと思います。
イギリスアンティーク家具らしさが詰まったキャビネットだと思います。
この年代にあえて15世紀末頃のチューダー様式をここまで再現しようとしたこと自体がえも言われぬ心のざわめきを起こさせてくれるように思います。

扉にはアンティーク調の取っ手をお付けしております。
無垢材の収縮による合わせ目のすき間やひび割れがありますが、それもまた味わいと思える雰囲気です。
所々にニスハゲ、扉内側に虫くい跡がありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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