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ミラーバックサイドボード

イギリス

オーク材

1920年頃

横幅：154cm　奥行：48cm　高さ：153cm

個性的なミラー形状も印象的なミラーバックサイドボードです。
深めのお色に華美にならない洗練されたデザインで、イギリスアンティーク家具らしい落ち着いたたずまいです。
こうしたデザインや脚が長めであることもあり、イギリスアンティーク家具のサイドボードとしては大きめの横幅ですが、サイズほどの圧迫感を感じないように思います。
蓄音機やランプなどが置いてありそうな、昭和の喫茶店で見かけたようなどこか懐かしい雰囲気も感じますよね。

全体の印象などは見る方それぞれだと思いますが、私が特徴的だと思う点は前述のようにミラーの形状になります。
イギリスアンティーク家具のミラーバックサイドボードでは、四角形などの多角形か楕円も含めた丸型であることがほとんどで、このお品のように長方形の天面が途中から弧を描く造形になっているお品はほぼ見たことがないです。
長方形の左右上角と円弧がつながった(かまぼこ型のような)ものは数は少ないですがこの形よりは見かけますかね。
天板上の立ち上がりの形状自体はこうした形になったものは少なくないのですが、ミラーも同じような形をしているのは面白いところだと思います。
この部分が面取りされているのも魅力で、前述のかまぼこ型タイプであれば日本でも面取り加工できるのですが、円弧と長方形の接点になった内側に折れこむ角の部分がこのように鋭角にすることが非常に難しいそうです。
(四角形の角などの外側に突き出るような角は日本でも面取り可能です)

幾何学的な装飾にツイストレッグの組み合わせはイギリスアンティーク家具では王道とも言えるデザインの一つです。
長く愛されるのも納得のカッコよさと飽きの来ない魅力があるように思います。
収納部分のレイアウトは左右が扉に中央は引き出しとなっていて、横幅150cmくらいのイギリスアンティークのサイドボードでは定番と言えるレイアウトです。
その中でも引き出しは2段で、脚が長めであるというのも一つの個性だと思います。
天板上の立ち上がりの飾り部分のサイズ感による全体のバランスとの兼ね合いもあるかと思いますが、引き出し3段でもう少し脚が短めのお品が多いですかね。
すっきりとほど良い存在感で天板上に何かを飾りたい方には脚が長めのタイプ、どっしり感があり収納家具として色々と収納したい方には脚が短めのタイプがおススメと言えますかね。
色々とアンティーク家具を集めた中で調和を取るために必要以上の存在感を求めていないのか、お部屋の中でアクセントとして1点アンティーク家具を置くのかの違いがあるとも言えますかね。
ミラーバックサイドボードだけでも色々と揃えておりますので、お気に入りを見つけてくださいね。
滋賀県信楽町の店舗にお越しいただければ、現品をご覧いただけます。

天板だけ退色しているのも時間経過を感じさせてくれて味わい深と思います。
無垢材がふんだんに使われていることもあり、収縮などによるひび割れが見られますが実用上は問題ありません。
最上部飾りに反り、ミラーに腐食、天板にニスハゲとひび割れ、所々にニスハゲ、扉内底板などに合わせ目のすき間がありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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