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ブックビューロー

フランス

オーク材

1880年頃

横幅：126cm　奥行：53cm(拡張時85cm)　高さ：242cm(デスク高76cm)

ダークカラーのブックビューロー(ビューローブックケース)です。
背が高くて圧倒されるような存在感があります。

上は本棚、下はライティングデスクと引き出しになったブックビューローという家具は、アンティーク家具でしかまず見ることがないかと思います。
それだけに、一目見てアンティークとわかることで、一気にタイムトリップしたような気分にしてくれます。
羽根ペンで手紙でも書いていたのでしょうかね。
(調べてみたら当時にはインクをつける万年筆のようなペンもあったようです。)
これだけのサイズの家具が置けるようなお家であり、このような素晴らしいお品を所有できるようなハイクラスな方が使っていたのでしょうね。
歴史に残るような手紙も書かれていたかもしれませんね。
そんな物思いにふけってしまうような存在感です。

ブックケースとライティングビューローが組み合わさったものですが、本棚部分は側面もガラスになったタイプです。
こうしたビューローブックケースは珍しく、フランスアンティーク家具でしかまず見ないものだと思います。
本棚というよりは、飾り棚として造られたのでしょうかね。
横幅があるので、色々と並べられそうですね。
デスクとしてはあくまでも臨時用(日記や手紙を書く程度)であるため、デスクを閉じているときの用途も大事ですよね。
デスク内は引出しが細かくついていて、小物収納に便利そうです。
これだけの長い年月を経たものだけが持つパテナ(古艶)が貫録を感じさせてくれます。

最上部や引出しの前面などの彫刻も魅力です。
特に最上部の彫刻は立体的で非常に細やかです。
ロココ様式のロココの語源ともなった、ロカイユと呼ばれる貝殻をモチーフとしたデザインです。
その横には薔薇でしょうかね、お花の彫刻もあります。

上の本棚部分と下のビューロー部分とに分割できるので搬入なども問題ないかと思います。
これだけの年代を経たものですので、木の痩せや収縮によるすき間なども見られますが、その年代以上に大切に補修されながら使われきたお品だと思います。
それもまたこれだけの年月を経た家具だからこその歴史と言えるのではないでしょうか。
ガラスの所々にキズ、最上部彫刻にひび割れ補修跡、下部分の背板と側板と引き出しなどに虫くい跡、脚に補修跡、所々に合わせ目のすき間とその補修がありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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