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テーブル

フランス

オーク材

1880年頃

横幅：148cm　奥行：100cm　高さ：77cm

素晴らしい彫刻に目を奪われるテーブルです。
テーブルの角と足先に配された獅子などのデザインや彫刻の深さ(立体感)は、これぞアンティーク家具といった貫禄ともいえるような重厚感がありますね。
深めのお色にこれだけの年月を経た本物アンティーク家具だけが持つ風合いもなんとも言えず魅力的です。
さらにはサイズ感としても大きめのめったに見ないサイズと言えますかね。
10年に1度見つかるかどうかくらいの希少なお品だと思います。

獅子は権力や力の象徴で紋章などでも使われることが多いモチーフです。
このお品が作られた時代でもライオンを実際に目にすることはまずなかったほどではないかと思うのですが、それがモチーフとして使われ出した時代になぜライオンを知っていたのか不思議に思うところです。
調べてみるとヨーロッパライオンというのがヨーロッパ南部に生息していたそうです、疑問に思ってみるもんですね。
日本にもかなり昔に象を連れてきたりしていたので、アフリカから連れて来たものだとばかり思っていました。
おかげさまでこのお品きっかけで一つ深い考察ができるようになりました。
こうしてその時代の歴史や風習に興味を持ったり疑問に思ったことわいてくること自体がアンティーク家具の楽しみに一つと言えるのではないでしょうか。
あまり私個人の妄想に近いような想像を商品説明に頻繁に記載するのは適切ではないと思っている(これでも)のですが、根拠があろうがなかろうが空想や想像ってそこにしかない栄養があるように思います。
私個人はアンティーク家具の楽しみの一つにそれがあるように思っています。

彫刻やデザインなどの外観のすばらしさはお写真をご覧いただくとして、サイズ面でも珍しいところだと思います。
これだけの彫刻がされたフランスアンティーク家具のテーブルには足先にイルカが配されたテーブル(ドルフィンテーブル)とキツネが配されたテーブル(フォックステーブル)があります。
ややこしいのですが、これは足先のデザインとして主に選ばれるモチーフからそのように呼んでいるだけでドルフィンが使われていればそれは全てドルフィンテーブルというわけではないはないです。
どちらも豊かな彫刻がされていることは前提として、ドルフィンテーブルはサイドテーブルサイズ(横幅90cmくらい、高さ75cmくらい)で、柱に対して足は横棒を主体とした、引き出しがついていることも多いテーブルを指しますかね。
フォックステーブルは1つの柱に対して3から4の足がつけられたもので、そのほとんどが楕円形の天板で横幅は130cmほど、高さは65cm前後であることが多いテーブルです。
どちらもルネサンスの影響を強く受けていることでこのようなデザインになっていると思います。
前置きが長くなりましたが、横幅が150cm弱で、天板高が77cmの長方形型の食卓テーブルとしても使えるサイズであるこのお品は、これらのテーブルにはないサイズ面での魅力だと思います。
フランスアンティークのダイニングテーブルの中でもごく一部の古いお品ではテーブルの角にライオンが配されていることはあるのですが、足先までとなるとかなり珍しいです。
どちらかというとドルフィンテーブルが大きくなったようなお品ともいえるのですが、フォックステーブルは天板高が低めでもダイニングテーブルの一種であり、いいとこどりをしたようなお品だと思います。
こうした例が的なお品に出会えるのもアンティーク家具の魅力の一つだと思います。

無垢材がふんだんに使われたお品のため、収縮によるすき間がありますが、実用上は問題ないとお考え下さい。
天板に合わせ目のすき間とキズと少しの傾斜、所々に彫刻の賭けと補修後と虫食い跡がありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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