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キャビネット

フランス

ウォールナット材

1880年頃

横幅：160cm　奥行：70cm　高さ：288cm

高さ288cmという非常に巨大なキャビネットです。
横幅160cmというのも大きいのですが、背が高すぎて細身と感じてしまうくらいです。
いったいどれほど立派なお屋敷で使われていたのでしょうね、それを考えるだけでもこのお品がいかに高級で素晴らしいお品であるかがうかがえます。
非現実的とも言えるようなサイズは、それを置けるほどのお屋敷であるというステータスシンボルだったのかもしれないですね。
それともちょっと背の高い人が作らせたのでしょうかね、真相は不明です。

最上部の彫刻は立体作品を見るかのような、素晴らしい技術と造形です。
フランスアンティーク家具らしい華やかさがありますよね。
全体的に彫刻をするのではなく、要所要所でお品を引き締めるように配置されています。
前面下部や左右端などそのどれもが非常に手の込んだ素晴らしいものです。
ウォールナット材のなめらかな風合いと、本物アンティーク家具ならではの経年変化は、上品さと貫録を感じさせてくれます。
王様気分、お姫様気分にしてくれそうですよね。
扉にはミラーがついていることで、圧迫感を軽減してくれているのかもしれないですね。
姿見鏡としても使えるので、一石二鳥ですね。

扉内はワードローブのようなハンガーレールがついているのではなく、棚板と引き出したついた収納棚になっています。
衣類などのを収納しても良さそうですよね。
ただ実用家具というよりは、インテリアなどとしての意味合いの強いものであり、美しいデザインや彫刻からもそれを物語っています。
扉の下の飾りに見える部分も実は引出しになっています。
引出しの上にスライド式のフタがついているのも非常に珍しいところです。
なにかをちょっと置いたりする台としても使われていたのでしょうかね。
このような構造はフランスアンティーク家具、イギリスアンティーク家具を問わず見たことがないほどです。

これだけの大きさということもあり、扉・屋根・引き出し(土台)・左右側板・背板などと細かく分解することが可能な組立てのタイプになります。
木工に詳しい方であれば、組み立て自体はそれほど難しくなく、引っ越し屋さんを使わずにお送りできる可能性もございます。
滋賀県からの発送になり、引っ越し屋さんではお届けできる範囲が限られるため、もし遠方のお客様(またはお知り合い)で木工が得意な方がいらっしゃるようでしたら事前にご相談ください。
(当店スタッフは2名で組み立てました。)

お店の演出や別邸などにいかがでしょうか。
扉には取っ手代わりにカギをお付けしてのお渡しになります。
ミラーに腐食とキズがありますのでお写真でご確認ください。

宅配業者では送れないサイズのお品となります。
弊社でいつも使っておりますアンティークの扱いに慣れた引越屋さんに見積もりいたしますので、お届け先市町村名と納期を明記の上、お問い合わせください。

配送について詳しくはこちらをご覧ください。

当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

アンティークフレックス
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