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デスク

フランス

ビーチ材

1920年頃

横幅：90.5cm　奥行：55cm　高さ：110cm(デスク高74.5cm)

小ぶりなサイズのデスクです。
大型のものが多いフランスアンティーク家具の中で、こうしたサイズ感でレディデスクとも言えるようなサイズのお品は珍しいものと言えます。
弊社でもこのスタイルのデスクを入荷したのは、この20年で2台目だったと思います。
それくらい珍しいもので、良いものほど年々見つけづらくなっていることを考えると、次はいつ会えるでしょうね。
買い付け時に見かけることはごくまれにはあるのですが、買い付けるほどの状態とお値段のものとなると本当に出会えないです。

レディデスクというだけであれば、イギリスのアンティーク家具でもまれには見かけます。
こちらは3年に1台くらいは入荷しているでしょうかね。
手紙を書くくらいのデスク面にデスクの上部分はこのお品のように立ち上がりの棚ではなく、小さなミラーがついていることが多いです。
可愛らしい女性的なデザインのイギリスのレディデスクと比べると、ほど良いサイズ感のデスク面に実用的な棚がついて、デザインとしてもかっこいい系だと思います。
それぞれの良さがあるのですが、フランスアンティーク家具の方がより見つけづらく、アンティーク家具らしい味わいのあるものを見かけます。

デスク上部分の棚には、引き出しが4段もついています。
天板下には2段の引き出しで、色々なものが収納できそうですね。
脚部分の縦にみぞが入ったデザインも印象的です。
古代ギリシアなどの柱をイメージした、フルーテッドレッグ(fluted)とも呼ばれる新古典主義の影響を受けたデザインです。
定番的とも呼べるデザインですが、アンリ2世様式のお品に見ることが多いですかね。
アンリ2世様式のお品自体をめったに見かけないので、定番的と呼べるほど出会えないかも知れないです。
同じ脚のデザインで合わせるというのが一つの教科書的な合わせ方であり、フルーテッドレッグのチェアと合わせるのも良いかもしれないですね。
あくまでも教科書的というだけで、お好みのもの同士を合わせるのが一番素敵だと、私自身は思います。
なにより、その方が選択肢を広く選べるので楽しいかと思います。

引出しにはアンティーク調の取っ手をお付けしております。
(買い付け時にはのちに交換された、似つかわしくない感じの取っ手がついていました。)
全体に虫くい跡、天板には無垢材の収縮によるひび割れがありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

アンティークフレックス
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