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チルトトップテーブル

イギリス

ウォールナット材

1900年頃

横幅：103cm(収納時60cm)　奥行：72cm　高さ：69cm(収納時133cm)

天板を立ち上げることのできるテーブル・チルトトップテーブルです。
美しい杢目を楽しめるような化粧張りの天板が何とも言えず魅力的です。
柱部分のデザインも特徴的で、素敵だと思います。

同じような構造のテーブルでもルーテーブルとも呼ばれるものもあります。
チルトトップテーブルは構造からの命名、チルトトップテーブルの一種ともいえるルーテーブルはデザインや用法からの命名という感じですかね。
明確な線引きは難しいのですが、ルーテーブルはダイニングテーブルくらいのサイズがあって、杢目を活かした天板で、キャスターがついていることが多いのがルーテーブルの特徴といえるでしょうか。
チルトトップテーブルの中では大型ではありますが、ルーテーブルとしては小型と言える独特のサイズです。
サイドテーブルとしてほど良いサイズ感と言っても良いのではないでしょうか。
天板を立てて収納することができるので、お店の催事やお客様の際用として飾っておくのも良いかと思います。

ルーテーブルはLOO(LANTERLOO)と呼ばれるゲームをするために造られたのが始まりだとか。
のちに朝食や軽食用のテーブルとして使われていきます。
ゲームをするためのテーブルだなんて、アンティーク家具らしい優雅を感じますね。
そのカードゲーム自体は17世紀に成立したそうで、非常に長い歴史を感じます。

天板は杢目を1/4ずつを貼り合わせた、クォータリングと呼ばれる装飾で、17世紀頃に流行したそうです。
数世紀にわたって非常に長い間愛される、普遍的な魅力があるのですね。
さらに中央などはインレイで図柄が作り出されていて、これもまたアンティーク家具らしい魅力を感じます。

天板を立てる際は天板下についたボルトを回して外して、立ち上げる構造になります。
頻繁に収納したり拡げたりするには向きませんが、しっかり固定できるので安心して使っていただけます。

天板に反りとニスハゲとインレイの補修、天板下の各板部分にひび割れと反りによるすき間がありますのでお写真でご確認ください。

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ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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