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ゴシックスタイル キャビネット

フランス

オーク材

1880年頃

幅：62cm　奥行：41cm　高さ：150cm

細身なサイズも特徴的なキャビネットです。
祭禮につかうような聖具などを収納するために作られたのが起源だと思います。
起源としてはそうですが、そこから派生してこのような小型化がされたのかについては今となっては不明です。
各所の工房で様々な家具が注文に応じて作られていた時代には、元々どのような用途のために作られたのか不明なものも数多くあります。
それを現代にどのように取り入れるかを考えるのもアンティーク家具の楽しみと言えます。
このサイズであれば、家具を処分することなく既存のスペースにも追加しやすそうですよね。

ゴシックスタイルの家具は当店でも特に力を入れて探しているものの一つですが、めったに見つかることがありません。
その中でもキャビネット類は本当に出会えないですね。
さらにその中で納得のお品となると、年に1〜2台も入荷すればいいくらいでしょうか。
そうして見つかったお品がこのような小ぶりでと入りれ安いお品であったことは、当店としても幸運でした。
このお品自体は19世紀頃のゴシックリバイバルのものだと思いますが、ゴシック自体は12世紀頃から始まったとされるので、今から1000年位前のデザインと言えるかもしれません。
ヨーロッパの伝統的なデザインの1つとも言えますかね。
ちょっと古すぎてピンとこないですね、日本で言うと鎌倉時代とかなんですかね。

扉内は非常にシンプルで、2枚の棚板が入っています。
収納家具としての実用性以上に、お部屋にあることがまず第一のお品ですので、必要十分な実用性かと思います。
下の棚部分にも何かを飾ったりできそうですね。
寝室やお玄関にあると便利そうですよね。

アンティーク家具屋としてのいろいろな感想もありますが、上の収納部分の側面にまで精緻な彫刻がされていたり、その下には美しい透かし彫り部分があったりと、一目見てすばらしいものと感じる良さがありますよね。
これだけのものは本当に見つけづらい、希少なお品です。
長い年月を経たものだけが持つ古艶(パテナ)も非常に美しく、小ぶりながらも貫禄があります。
芸術品とさえ言えるような美しさのお品をぜひご検討くださいね。
日常をより幸せな気持ちにしてくれそうです。

天板にひび割れ、パネル部分に合わせ目のすき間、扉内などに虫くい跡、扉内底板に反り、足先など所々にカケがありますのでお写真でご確認ください。
細かなダメージはありますが、すき間や反りは無垢材だからこそ、他の部分も年代を考えれば、十分に状態の良いものだと思います。

内寸
扉内 幅：51cm(扉間口40cm)　奥行：32cm　高さ(上から)：22・20・22cm
下棚 幅：42cm　奥行：35cm　高さ：51cm

※内寸は起伏があり、参考程度にお考え下さい。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

アンティークフレックス
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