70318

ブックビューロー

イギリス

オーク材

1920年頃

横幅：79cm　奥行：45cm(拡張時76cm)　高さ：204cm(デスク高76.5cm)

優しい色のブックビューロー(ビューローブックケース)です。
全体に非常にすっきりとしたデザインで、ブックビューローとしてはかえって珍しいデザインだと思います。
華美にならない上品なデザインだからこそ、優しい色ともよく合い、杢目や自然な色の濃淡ががぬくもりを感じさせてくれるように思います。
後脚にまで使われたツイストレッグがデザイン的に引き立っているように思います。

ライティングビューローの上にブックケースが載ったビューローブックケースは、それ自体がアンティーク家具でしかまず見ないお品ですので、一目見てアンティークと分かるその姿はお部屋の雰囲気をぐっと変えてくれそうです。
ライティングビューロー自体がアンティーク家具でしかまず見ないですよね。
チェスト(引き出し収納)に書き物机がついた家具とでも言いましょうか、斜めになっている扉部分を開くと書き物机にもなるという非常に合理的な家具です。
日常的なお仕事で使うデスクとしては小さいと思いますが、日記を綴ったり、たまの書き物などにはおススメです。
ノートパソコン(ラップトップ)で調べものをしたりするときにだけ使うような方にもお選びいただいてますかね。

イギリスのライティングビューローはデスク天板の開閉と連動してデスク天板を支えるアームが出てくるタイプが多く、このお品もそうした構造になっています。
フランスのライティングビューローに比べるとアームに太さがあるので、安定感があります。
フランスのものはもっと横幅の広いものが多く、そのほとんどが猫脚です。
イギリスのものはツイストレッグを中心にブルボーズレッグやその他にもいろいろな脚デザインのものを見かけます。
横幅80cmくらい、奥行45cmというのはイギリスのライティングビューローでは一つの定番的なサイズです。
さらにその上に書籍収納になるものが乗っていて、デスクの下は引き出し収納になっている非常に多機能なお品です。

デスク天板になる斜めの扉部分に彫刻などの装飾がある場合が多いのですが、その部分には中央に柱が入っているのみという素朴さがお品の印象を変える大きな要因になっていると思います。
ガラス扉部分のデザインも直線的で、ありそうであまり見ないデザインです。
扉上部分が曲線的な切れ込みになっていたり、ステンドグラス(鉛でガラスをつないだもの)が多く、これもまたシンプルという個性を感じさせてくれます。
こうした落ち着いたデザインにこそイギリスアンティーク家具らしさを感じます。

扉内背板部分は細身と言えるサイズながらも2本も縦柱が入っていて、しっかりとした造りであることがうかがえます。
扉内の仕上げ色はもう少しナチュラルというか、全体より明るめのものも多いのですが、少し暗めに仕上げられているのもお品の印象に影響を与えているように思います。
さりげなくも個性を感じイギリスアンティーク家具らしい魅力のお品だと思います。

上の本棚部分と下のビューロー部分とに分割できるので、搬入も問題ないかと思います。
扉にはアンティーク調の取っ手をお付けしています。
ガラスを留めるコーキングに補修跡、ビューロー部右上に合わせ目のすき間、ふち飾りの所々にひび割れ、左前脚に少しの虫くい跡がありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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