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キャビネット

フランス

オーク材

1930年頃

横幅：120cm　奥行：46cm　高さ：199cm(中天板高66cm)

うまく言語化できないのですが、独特の雰囲気を感じるキャビネットです。
キャビネットでは意味が広すぎるので、広義にはルイ15世様式であることから、区別する意味で当店ではロココキャビネットとも呼んでおります。
人気のお品であり、当店としてなるべく複数在庫するように頑張って探しているお品になります。
お時間あればサイト内でロココキャビネットと検索していただければ類似のお品が出てきますので、どういったものを指しているのかご覧になってくださいね。
面取りガラスが使われているところも珍しい点でもあり、このお品の大きな個性だと思います。

やはり面取りガラスが使われていることが、前述の独特の雰囲気の一つの要因なんでしょうかね。
シルエットクイズをしたらまず区別がつかないくらいにサイズ感とアウトラインが同じようなお品ですが、ほんとにいろいろなデザインがあるなと感じるところです。
ロココキャビネットのガラス扉部分は多くが1枚のガラスの上に格子状の飾りが接着などされずに、ガラス面からわずかに浮いたように木枠に取り付けらています。
このお品のようにガラスが細かく区分されている(6枚の面取りガラスが使われている)ものは珍しいと言えます。
これはフランスのお品ではよくあることと言えますが、古いものや手の込んだものほど区分される傾向があります。
面取りガラスを付けようと思うと、区分していた方が良いとも言えるのですが、そのガラスを用意するだけでも大変なのではないかなと思います。
6枚のガラスのうち、取っ手側の上2枚それぞれの下の方についた内側に鋭角に切り込むような面取りは日本ではその加工をできる職人さんがほぼいないほどなのだそうです。
ガラス屋さんでうかがったお話ではあるのですが、手作業で削るしかなく、削る機械は日本にはないのだとか。
回転するヤスリ(グラインダー)では鋭角部分が丸くなってしまう為なのですが、イメージできますでしょうかね。
面取りガラスは厚みのあるガラスを使うためによほどの衝撃でない限り割れることは無いので、交換の必要はまずないのですが、それだけ希少なガラスである点も魅力の一つだと思います。
背板に縦柱が2本も入っているのも素晴らしいですね。

土台部分の天板のひらひらとした形状もあまり見かけないものだといます。
この部分に無垢板が使われている点も独特の雰囲気につながっているように思います。
フランスのお品のこのヒラヒラは木枠部分とその中の板部分との組み合わせで作られていることも多く、合理的で独特の杢目があって素敵だと思うのですが、無垢材タイプもまた素敵ですね。
(天板の横の枠部分は前後方向に、板部分は左右方向に杢目が走っているのは、組み合わせタイプです。)
面取りガラスの高級感だけでなく、どことなくぬくもりを感じる造りとの調和が独特の雰囲気と感じた招待なのかもしれないです。
独特と感じるほどにあまり見かけないお品とも言えますので、ぜひご検討くださいね。

上下に分割できるので、搬入も問題ないかと思います。
アンティーク調の取っ手をお付けしております。
ガラスにキズ、下扉内の背板に小さな穴がありますのでお写真でご確認ください。

送料区分：Fランク　(クロネコヤマト・ホームコンビニエンス)
開梱設置・梱包資材の処分を含む配送方法です。

送料例：関西および愛知県 23,000円・東京都神奈川県など関東 24,000円・福岡県 28,000円
お届けできない地域もございますのでお問い合わせください。
商品保全上、複数個口でのお届けとなり、組み立てが必要になります。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

アンティークフレックス
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