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バルーンバックチェア

イギリス

ビーチ材

1920年頃

横幅：43cm　奥行：50.5cm　高さ：84.5cm(座面高45cm)

背もたれが丸っぽいデザインになったチェア、バルーンバックチェアです。
ヴィクトリアンの頃(ヴィクトリア女王の在位は1837-1901年)によくみられるデザインの一つです。
優雅さの中に可愛らしさもある人気のデザインのお品です。
猫脚のような曲線的な前脚が多い中で、すっきりとした前脚のデザインが特徴的です。

ヴィクトリア女王在位期間は、産業革命によりイギリスが華やかな時期を迎えています。
そのようなヴィクトリアンの時代には、イギリスの過去のデザイン様式を色々取り入れながらも各国のデザインなどとも融合させつつ、色々なデザインが生み出されました。
華やかなデザインのものが多く、マホガニー材を使った落ち着いた色のものが比較的多いですかね。
本当に様々なデザインがあるので、端的にビクトリアンの特徴をお伝えするのは難しいくらいです。
落ち着いた洗練されたデザインのものが多いイギリスアンティーク家具の中で、こうした華やかさは異色とも言えるデザインとも言えます。

バルーンバックと呼ばれるチェアは、前述のように丸っぽい背もたれという共通点以外は、非常に個性的です。
まん丸に近いようなもの、丸が押しつぶされたようにひしゃげたもの、ちょっと角ばってるように見えるものなどなど。
一口にバルーンバックチェアと言っても、様々なものがあり、アンティーク家具の奥深さを感じます。
ぜひお気に入りのお品を見つけてくださいね。
このお品の場合は、バルーンというよりはCの字を3つ組み合わせたようなデザインが個性的だと思います。

座面生地は比較的状態も良く、買い付け時のままでのご紹介です。
個人的にはこの赤系の生地と美しくも味のあるフレーム、1脚だけポツンとあっても可愛いサイズがお気に入りです。
初めてヨーロッパへ買付にいったときに、倉庫の入口に飾られていた椅子がこうした赤い座面でとても可愛かったことをふと思い出すからかもしれません。
うまく言えませんが、ヨーロッパの空気まで連れてきたような本場感が好きです。

繊細なデザインゆえの構造的なぐらつきはありますが、実用上は問題ないかと思います。
クッションがややくたびれていて、沈み込みは少し深めです。

送料区分：宅配便 大
送料：全国3,240円(北海道・沖縄7,560円)

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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