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デスク

フランス

チェスナット材

1900年頃

横幅：76.5cm　奥行：51cm　高さ：111cm

非常に小ぶりと言えるサイズのデスクです。
手紙をしたためたりと言ったちょっとした書き物机にいかがでしょうか。
これくらいのサイズのデスクはレディデスクとも言われます。
デスクの天板上に収納がついていることはあまりないのですが、レディデスクの場合はほとんどが小さなミラーと収納がついています。

深め色とそのいろが経年によって自然な濃淡がついた味わいがアンティーク家具らしさを感じさせてくれます。
デザインとしてはゴシックの影響を感じます。
引き出し前面などの彫刻のデザインや前脚付け根部分のデザインなどにその影響を特に感じますかね。
12世紀頃から始まったとされるゴシックデザインは、ヨーロッパの伝統的デザインとも言えるような長く親しまれているデザインの一つだと思います。
デザインの歴史としてはかなり古いですが、ゴシックを取り入れた家具は決して多いとは言えないです。
良いお品ほど大型化する傾向のあるアンティーク家具の中で、このサイズ感でここまでの彫刻がされたデスクなかなか見つからないものです。
レディデスク自体が数が少なく、当店での年に1台も入荷しないほどではないかと思います。
ましてや前述のようなアンティーク家具らしい落ち着きと美しいデザインのものは、かなり希少なものと言えます。

最上の装飾も非常に手の込んだもので、この部分を見るだけでも良いお品であることがうかがえます。
これはフランスアンティーク家具の大きなキャビネットなどで見られるもので、小ぶりな家具ではほとんど使われないデザインです。
洋館にあるベランダの手すりのようでかわいらしいですよね。
天板上の収納部分は小さな引き出しがたくさんついていて、小物収納に便利そうですよね。
細かさとシャープさのある彫刻がデスクに向かったときに目の前にあるというのも良いですよね。

もう一点ポイントとなるところは脚部分です。
細めの脚のこうした小ぶりなデスクでストレッチャー(脚と脚をつなぐ横木)がついていることはあまりありません。
切り出し方にもよるのですが、木の性質上細い(薄い)ものほどの反りが出やすくなってしまいますが、H字型に横棒がついていることで、反り止目としての役目もあるかと思います。
安定感も増してくれるので、使っている際の安心感も高めてくれています。
永く使うことを前提に作られたアンティーク家具らしい部分だと思います。
デザインとしてもさみしくなりがちな足先部分に変化を与えてくれていますよね。

この機会を逃すとなかなか出会えないお品をぜひご検討くださいね。
お写真ではお伝えしづらい程度ですが、天板に反りがあります。
側面や背面に虫くい跡、天板角にカケ、脚にひび割れ補修とキズがありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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