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サイドボード

イギリス

オーク材

1920年頃

横幅：122.5cm　奥行：46.5cm　高さ：113.5cm(天板高94cm)

少し飴色がかったような落ち着いた中にもぬくもりを感じるよう色のサイドボードです。
イギリスアンティーク家具では定番的人気と言えるツイストレッグも素敵ですね。
なによりも特徴的なのは収納部のレイアウトで、引き出しだけで構成されているのはかなり珍しいです。
本物アンティーク家具ならではの経年による味わいも魅力のお品です。

イギリスのサイドボードではこれくらいのサイズ(横幅120cmほど)は一つの定番と言えるサイズで、収納部のレイアウトは上には引き出し、その下が扉になっていることがほとんどです。
一般的にはその方が使いやすいためだとは思いますが、引き出し収納が多い方がお好みの場合はめったにない機会なのでぜひご検討くださいね。
ちょっと大げさかもしれないですが、サイドボードとしては10年ぶりぐらいに見たように記憶しています。
上に大きなミラーのついたキャビネットと呼ぶようなものであれば数年前に一度入荷したかもしれないです。
チェストだと縦列に引き出しが並んで、引き出しの数が増えると背が高くなりますが、深さのある引き出しが4段もついてこの背の高さであるというのは貴重なことだと思います。
のぞき込まないといけないので深い引き出しを縦に並べるには限界がありますよね。

引き出しだからこそのデザインも大きな特徴だと思います。
前述のような引き出しと扉のレイアウトだと同じような雰囲気のデザインにすることはできても、扉と引き出しの構造的な違いなどにより同じデザインにしようとしても、実現しづらい面もあります。
引き出し前板のふち飾りと中央に取っ手という同じデザインが上下左右に並んでいるのもなんとも可愛いですよね。
取っ手金具の座金部分のデザインも4つの四角で構成されたデザインになっているのも意図したものでしょうかね。
考えすぎですかね、四つ葉のクローバーかお花を図案化しただけかもしれないですね。
座金のデザインもあまり見ないものだったので、ちょっと行き過ぎてしまったかもですね。

扉と違って引出しだと通常の使用では背板は見えない構造なのですが、背板部分は1枚の合板ではなく、幾枚もの無垢材を並べたものになっています。
こうしたところにもこだわりを感じるところです。
家具自体が今よりもずっと高級品であり、既製品が少なかったからこそのアンティーク家具らしい魅力十分のお品だと思います。
オーダーメイドとはいえ主だったパーツは流用できそうに思うのですが、引き出しだけで構成されたサイドボードがこれほど珍しいのは不思議なようにも思います。
定番には定番ならではの良さがありますが、例外的なお品にはアンティーク家具の奥深さを感じさせてくれる魅力がありますね。

天板にキズとニスハゲとわずかな反り、引き出し飾りパーツにカケ、側面に虫くい跡がありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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