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ルイ15世様式 サイドボード

フランス

オーク材

1900年頃

横幅：121cm　奥行：56cm　高さ：145cm(天板高105cm)

ルイ15世様式のサイドボードです。
最上部にはロココの語源ともなったロカイユと呼ばれる彫刻が目をひきます。
フランスアンティーク家具らしい華やかさと本物アンティーク家具らしい味わいを兼ね備えた何とも言えない魅力がありますよね。
中段が開口棚になっている点や、やや小ぶりであるサイズ感が特徴的だと思います。

最上部のロカイユの彫刻の細やかさを見るだけでも良いお品であることがお分かりいただけるかと思います。
この部分の表現だけでもロココ様式のアンティーク家具それぞれに違いがあります。
かといってこの部分だけが過剰に存在を主張することなく、全体の雰囲気に合わせているのも魅力だと思います。
お品選びの決定点にはならないかも知れませんが、こうした一点に注目して見比べるのも楽しいかと思います。
オーク材の杢目の細やかさや虎斑(シルバーグレイン)と呼ばれる独特の杢目など、杢目を含めた材料にもこだわって作られていることが感じられます。
深くなりすぎない落ち着いた色はどこかぬくもりを感じさせてくれるような雰囲気があります。
もっと華やかで優雅なものを好まれる方やもっと装飾性を排したものを好まれる方などお好みは様々かと思いますが、全体にデザインバランスの取れたお品ではないかと思います。

個人的に注目点として挙げたいのは、サイズだと思います。
リフォームや新築などお部屋に何もない状態からアンティーク家具をお探しの場合は、サイズにも自由度があるかと思いますが、既存のスペースに追加したり買い替えたりであればサイズは非常に重要だと思います。
その中で、こうしたスタイルのキャビネットの中では少しだけ横幅が狭めであるのも魅力だと思います。
大ぶりなものが多いフランスアンティーク家具の中では小ぶりとさえ言えますかね。
イギリスアンティーク家具のサイドボードと比べると定番的サイズと言えるのですが、このサイズ感で華やかなフランスアンティーク家具となるとなかなか見つからないお品だと思います。
10cmの違いで扉や窓などをふさいでしまったりすることもあると思うので、サイズとしては少しの違いですが探されている方にとっては大きな違いになるかと思います。

中段に開口棚がついているのも特徴的だと思います。
多くの場合は扉と開口棚の位置が入れ替わる感じですかね。
上から順に天板、引き出し、扉、開口棚となっている場合がほとんどです。
どちらが使いやすいかはご使用の目的により異なるかと思いますが、開口棚がより取り出しやすい位置にある方が使いやすいとイメージされている方には大変おススメです。
どちらかというと収納も付いた飾り棚という印象が強くなっているように思います。

見つかりづらいものを厳選して買い付けているので、多くのお品の説明文で珍しいを連呼してしまっていますが、このお品も以上のような観点から珍しいお品だと思います。
基本的には一点物のアンティーク家具なので、全てが珍しいと言えばそうなんですけどね。
こうしたサイドボードは、多くの場合は背の高いキャビネットやテーブルチェアなどとセットになったダイニングセットの一部として作られることが多いです。
このお品単体で見つかるのも珍しいところだと思います。
是非この機会にご検討くださいね。

扉にはアンティーク調の取っ手をお付けしております。
無垢材がふんだんに使われていることにより、無垢材ゆえの収縮による合わせ目のわずかなすき間などがありますが、実用上問題ないとお考え下さい。
天板に合わせ目のすき間、扉内底板にヒビ割れ、所々カケ補修跡がありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

アンティークフレックス
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