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オープンブックケース

イギリス

オーク材

1920年頃

幅：81cm　奥行：26cm　高さ：109.5cm

ツイストレッグのオープンブックケースです。
ブックケースから扉を外したようなものをオープンブックケースと呼んでいますが、下部分には扉がついたタイプです。
扉がついたタイプとしてはそれほど大きくないサイズであるところも魅力だと思います。

何とも言えず味わい深い雰囲気ですよね。
今回のコンテナ便の中で一番好みに合うお品だと当店スタッフもいるほどです。
文章にしづらい魅力があり、お写真でも伝わるかとは思いますが、独特の存在感があるように思います。
私自身が特徴的だと思う最大のポイントは天板部分ですね。
埋め木細工(マーケットリー・パーケットリー)になっています。
本棚にこうした細工があることも、イギリスアンティークでこの技法が使われていることもかなり珍しいことです。
埋め木部分が各パーツの反りなどによりわずかな起伏を生み出しているのが何とも言えず味わい深いところです。
こうした起伏はある程度の厚みのある木片を埋めているからこそ起こるもので、薄く杢目を貼られた細工にはほとんど見られないものです。
おかしな話かもしれませんが、デコボコになっているということは、より良いものであるからこそと言えます。
実用上は支障のない程度で、長い時間系を感じさせてくれるアンティーク家具らしい魅力だと思います。

全体としてマットめなツヤであるところも魅力でしょうか。
落ち着いた雰囲気があり、お部屋の雰囲気を変えてくれそうです。
これもまた本物アンティーク家具ならではと言えるのではないでしょうかね。
側面や扉など、木枠の中に入った板にも無垢材が使われているところもポイントです。
合板(ベニヤ板)ではこうした起伏は作り出せないので、無垢材ならではのデザインと言えると思います。
強度的な優劣はほとんどないのですが、不思議と無垢材の方が味が出ているように思います。
彫刻が控え目で、全体としてはシンプルとも言えるようなデザインだからこそ感じられる味わいがあるように思います。

文章化しづらい魅力と言うのはアンティーク全般に言えることかもしれませんが、なんとかお伝えできるように長々と書き連ねてしまいました。
あるスタッフが一番かわいいと言うのも納得の魅力があるように私も思います。
本段としてだけでなく、飾り棚などにいかがでしょうか。
子供部屋などにもいいかもですね。
天板の角にキズ、背面に少しの虫くい跡がありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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