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サイドボード

イギリス

オーク材

1920年頃

横幅：153cm　奥行：47.5cm　高さ：126.5cm(天板高98cm)

イギリスアンティーク家具らしい、かっこいいデザインのサイドボードです。
ブドウの彫刻に厚みのある材、取っ手のデザインもイギリスアンティークでは高級品で使われていることが多いもの、細やかな彫刻のブルボーズレッグなど、高級品であること感じさせる要素がいっぱいでした。
おそらく名のあるキャビネットメーカーのものではないかと思ったのですが、それを証明するようなものは見当たりませんでした。

アンティーク家具では良いものと言う言葉が制作年代やデザインなどによっても変わる場合があります。
デザインが良かったり、それぞれの年代を考慮して良い造りであったり、サイズなどの希少性も良いものと言えるでしょうか。
こうしたデザインのものはイギリス南部、ロンドン近郊で見つかることが多いタイプですね。
それほど深すぎない色のものが多いでしょうか、目のつまったオーク材の杢目、伝統的なデザインをより精度高く、より良い素材で作られています。
この場合の良いものと言うのは、当時としては最高級品であり、精工で重厚な造りと言う意味ですかね。

もう一つのこのサイドボードの素晴らしい点は、サイズだと思います。
重厚なもの、良いものほど大きくなる傾向がある中、奥行きが一般的なアンティークサイドボードと変わらない点です。
こうしたデザインのタイプだと奥行きは60cm前後くらいになることが多いですかね。
それはそれで重厚感があるのですが、このお品の場合はもう少し引き締まって見えます。
高級品であるほど多くは作られないともいえ、元々こうしたサイドボードは非常に数の少ないものです。
当店でも年に1台あるかどうかくらいでしょうか。
その中でもこのサイズは非常に珍しく、20年以上みてきましたが、初めてかもしれません。
非常に珍しいというか、このお品以外ではもう無いのではないかと思います。
オーク材のトラフや扉のデザインなど杢目を活かしたデザインは、イギリスアンティーク家具らしい細かなこだわりを感じるところです。
引出しが非常に浅めになっていて、扉を大きくすることで、このデザインにできたのでしょうね。
それでも引き出しとして小物を入れるには十分なのではないでしょうか。
中央扉内にも引き出しがついています。

非常に珍しいというか、例外的なお品だと思います。
良いサイドボードを探していたけど、奥行きがネックになっている人には大変おススメのお品です。

天板にニスハゲ、天板角の所々に凹み、引き出し内フェルトに汚れがありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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